日本の商習慣は、世界標準にあらず!?:前編
こんにちは!
本日は、「日本の商習慣は、世界標準にあらず!?」と言うテーマでお送りしたいと思います。ちょっと風呂敷を広げたようなテーマのような気が致しますが、何のことはない、ただの”失敗談の共有”でございます。(汗)
幸いにして、私は本Blogやインスタグラムを運営している関係で、色々な方からビジネスのご提案やお誘いを頂くことがございます。しかも、インスタグラムにつきましては基本画像勝負!?と言うことで、日本のみならず海外の方からもお声がけを頂くことが多いわけです。
※ID:NFLD_rm55
ただ、所詮、Blogにしろインスタグラムにせよ、個人の趣味の範囲でやっていることですので、そこまで大げさな取り組みは出来ません。よって、本日ご紹介する”失敗談”はインスタグラム経由でお誘いを頂いた、小さな取り組みがきっかけで経験した内容となります。
ビジネスにせよ何にせよ、リスクをテイクし、新しいことにチャレンジしなければ果実を得ることは難しいですよね。よって、私の失敗談の共有の目的は、「こんな危険なことがあるからやらないほうが良いよ!」と言うことが伝えたいわけではなく、「しっかりとリスクを把握、認識した上で、チャレンジすべき時はした方が良いですよ!」と言うことをお伝えしたいがための記事となります。
そんなことを踏まえまして、私の失敗談を共有させて頂きたいと思います。
それでは、まいりましょう。
■ambassador(アンバサダー)への就任依頼!?
それは、2016年夏になる前のことでした。
いつものようにインスタグラムを開きますと、見知らぬ方からDM(ダイレクトメッセージ)が。
これまでも海外の方を含めてDMを頂くことは多かったのですが、原則としてフォローをさせて頂いてる方や交流がある方のみに返信対応はさせて頂いており、その他の方は基本「ごめんなさい」対応、つまるところ放置をさせて頂いておりました。
最初の頃は全てのDMに返信をしていたのですが、数が増えてまいりますと、英語で返信するだけでも私の場合は一苦労ですので、そこにかけている時間がもったいないと思うようになったわけです。
ところが、今回DMを頂いた方は、イタリアの某サルトリアブランドを運営するCEOを名乗る御方でした。内容としましては、私のポストする画像が気に入ったので、ブランドのambassador(アンバサダー)になって貰えないか、と言うご相談でした。アンバサダーとは、直訳すると「(親善)大使」のことで、要は広告塔として、自らのブランドを広めて欲しいと言うことなわけです。
もう少し具体的に言いますと、
①自社商品を割引価格で提供する
②その商品を身に着けて、インスタグラムに投稿して欲しい
と言う、お仕事です。
これまでも商品の無償提供等のお話は大変ありがたいことに頂いておりましたが、私の信念と致しまして、自分が良い!と思うものでないとご紹介したくない、と言うポリシーがありましたので、これまではお断りしておりました。
しかし、今回ご提案頂いた方のサイトを拝見してみますと、色や柄は若干派手かなぁと感じつつも、”サルトリア”と言うだけあって、私が最近好んで身につけている、職人による手仕事のアイテムがあったのです。
サイト自体もしっかりと作りこんでありますし、クレジットカードやPaypalにも対応している。更に色々と調べてみますと、インスタグラムのメンズファッションであれば有名な!?方々もそのブランドのアンバサダーを担当していると思われるポストがあったことから、いわゆる悪質なイタズラではなさそうだ、と言う判断をしたわけです。
従いまして、万が一最悪の事態になったとしても、勉強代と言うことで諦めがつく!?金額のアイテムとして、今回はネクタイをセレクト。気になるものを2本ほど購入することにしたのです。
きっとインスタグラムにおいて一定のフォロワー数がいらっしゃる方であれば、同じようなお誘いがあった方はいらっしゃるかもしれませんし、今後そう言ったお話が来る方もいらっしゃると思います。
つまり、それくらいインスタグラムにおいて当たり前!?ともなっているこの”お誘い”が、失敗への始まりでした。
■日本人だと理解出来ない!?イタリア人の商売感覚、商習慣
上述しましたやりとりは全てブランドのCEOたる方と、インスタグラムのDMを通じて英語で行ったわけですが、今回選んだネクタイを伝えたところ、割引クーポンを発行するからWebサイトから直接購入して欲しいと言うことになりました。
よって、その方から発行して貰ったクーポン(※)を元にサイトから選んだ商品を購入することになりました。教えてもらった通りに商品を選んでクーポンを入力しますと、事前に提示された割引率が”ほぼ”適用された価格となりました。若干差異はあったのですが、日本円で確か1000円程度だったので、そのまま購入したわけです。
※実際にはキーワードを発行
購入後、インスタグラムのDMにて某CEOに購入したことを連絡して、ついでに金額の差異があったことを伝えますと、「日本だと送料がかかるのでしょうがない。」と言う、正直よく分からない理由が返ってきました。
この時点でもう少し突っ込んで追及しておけば良かったのですが、金額が小さかったこと、またイタリア人なので適当さ、曖昧さがあるのだろうと言う勝手な解釈を行い!?、そのままにしておいたのです・・・。
ところが、購入後1週間、10日しても何も届かない・・・。もちろん何の連絡もない・・・。
これはおかしい、やられたかな!?と思い、再度インスタグラムを開いて某CEOにDMをしてみますと、私が購入したネクタイの内1本の在庫が切れており、現在手元にないと。しかも、職人の手仕事だからすぐに生産することが出来ないと言われました。
まず、「在庫切れ」の商品がWebサイトで購入出来てしまうこと、更にはその事実が購入後10日間経過しても連絡がなく、こちから問い合わせをしないと発覚しなかったことに大変驚いたわけです。
イタリア人恐るべし・・・と。(笑)
しかし、そんなことは序の口でして、更に驚いたことに、その某CEOが(私が注文したネクタイと)同じ柄の別の色のネクタイだったら在庫があるので、そちらを代わりに送ろうか!?と提案してくるではありませんかっ。
いやいやいやいや・・・、それは無いでしょ。と、さすがの私も思うわけであります。
よって、
①今回の注文は一旦すべてキャンセルをさせて欲しいこと。
②在庫切れの商品が新たに準備出来次第、連絡をもらえれば再度購入手続きをすること。
③サイトから行ったクレジットカード決済のキャンセル処理を忘れずにしてほしいこと。
を伝えて、その場を終わらせることにしたのです。
この時某CEOから返信はありませんでしたが、メッセージが既読になったことを確認し、特段その後の追及はしませんでした。
そんなやり取りがあってから1か月ちょっと経過した頃でしょうか。
なんと、突然海外から小包が1つ、届いたのです。
インスタグラムでのやりとりを若干忘れていた私は、一瞬何事かと驚いたわけですが、送り主を見て、あのやり取りを思い出しました。そして小包を開封して、またまたまた驚き、もう一波乱あることを確信したのです。。
後編に続く・・・