タマゴが先かニワトリが先か!?
こんにちは!
本日は、「タマゴが先かニワトリが先か!?」と言うテーマで、コラム的にお送りしたいと思います。
それでは、まいりましょう。
■男はスーツに年収の何パーセントを投資すべきか
さて、いきなり気になる!?サブタイトルです。
「男はスーツに年収の何パーセントを投資すべきか」
まずその答えを記載しますと、
・普段仕事で着るスーツであれば、年収の1.2%が目安
・勝負スーツであれば、年収の1.5~3%が目安
です。ただこれらの目安は実は私の意見ではなく、これまで約8万5000人に服飾指導をしたと言う、ファッション・プロデューサーのしぎはらひろ子氏の見解です。これらは、先日ダイヤモンド・オンラインの記事として配信され、Yhaoo!JAPANのトップページにも転載されました、サブタイトルと同名の記事の中から抜粋した内容です。
しぎはらひろ子氏は、『男の「見た目」は戦略的でなければならない。』と説き、経営者や作家、医師、講演家など、要職にある人や人前に立つことが多い人、ビジネスパーソンに対して『存在感が際立つスタイリング』を行っており、『「自分が何者かがわかる“アイコン”としての衣装を決める」』ことが大切だと言います。
具体的には、
『
1 自分が「いかに在りたいか」を明確にする
2 自分をブランド化する
3 「戦略的容姿」を整えていく
』
ことが重要であると。そして、
『これを正しい手順で行なうと、自分の望むステージ、年収、成功が面白いように手に入る。』
と、主張されてらっしゃいました。
例えば、
『「収入を上げる」ためには、「すでに高収入を稼いでいる人」に見える必要性がある』
と言う理論をもとに、
『
「毎日の仕事スーツは収入を目安に、今より一ランク上の価格帯を購入すること」
「勝負スーツは、目的に応じてお金をかけること」
』
を提案され、上述したような年収に対するスーツの額の目安を提示していらっしゃいます。
実際、記事の中では池井戸潤氏の小説をテレビドラマ化した『半沢直樹』の登場人物の装いを例にとって、”装い”が人物の内面さえも炙り出してしまう、つまり『身に着けたスーツによって、あなた自身も“値踏み”されてしまうのだ。』と主張され、
『だから、毎日の仕事スーツに、今より一ランク上の価格帯のものを購入することで、他者からの評価が変わり、内面が変わり、行動が変わっていく。』ようにすべきなのだと読者に問いかけます。
もちろんドラマの登場人物だけではなく、ご自身でコンサルティングをされたと言う経営者のD氏の事例も引き合いに出し、勝負スーツとしてブリオーニの60万円のスーツを購入したD氏は、10年後にはビジネスで成功をおさめ、スーツにふさわしい年収を得るに至っていると言う、”実例”も提示していらっしゃいました。
つまるところ、『一言でいえば、スーツのランクを上げることは「目指す未来」への近道となる。』ので、ランクの高いスーツ(※)を購入して仕事をしましょうね、と言うことがメインの主張のようでした。
※ランクの高いスーツの定義は記事中にはないですが、「ランクの高いスーツ=金額的に高価なスーツ」だと解釈されます。
ちなみに上記の『』内は全て記事から引用したものですが、上述した内容は決してしぎはらひろ子氏の主張を正確に要約したものではありませんから、正確な内容を知りたい方は、是非記事を直接ご覧になってください。
■タマゴが先かニワトリが先か!?
正直上記にてご紹介させて頂いた記事は、論理の飛躍や因果関係が「?」と言う箇所も所々あったのですが、服好きとして、また一ビジネスマンとして、なかなか興味深く読み進めることが出来ました。
実際、
・高価なスーツを着るから、仕事が出来るようになったり、成功する
のか、
・仕事が出来、成功しているから、高価なスーツを着る
のかは、まさに「タマゴが先かニワトリが先か!? 」と言ったところで、真面目な議論にはならないように思うのですが、ファッション・プロデューサーのしぎはらひろ子氏は前者を主張されていらっしゃるわけですね。
しぎはら氏は相当なご経験、ご実績もあるようですし、自らのお仕事の宣伝等を踏まえてのご主張だとは理解しつつも、しぎはら氏に相談に来る段階で、既に意識の高い、「デキル」ビジネスマンである可能性も高く、論理的には若干の違和感も感じなくもないわけです。
とは言え、自らの買い物を”投資”として位置づけて、背伸びをしまくっている私からしますと、共感出来る個所もたくさんあるわけで、嫁さんに読んでもらえればスーツにお金をかける理由が分かってもらえるかも!?と妄想してみたり、「年収に対する着るべきスーツの額の目安」なんかは、思わず電卓を叩いてしまう自分がおりました。(笑)
まぁ今回の場合は、タマゴが先であったとしても、ニワトリが先であったとしても、どちらにしても”幸せな状態”なんだから、どちらでも良いよね、と最後は自分自身を納得!?させましたが、皆さんの感覚的にはどちらの考え方の方が腹落ちしやすいでしょうか!?
ちなみに、私自身の体験談を踏まえますと現実的には「後者」から入り、「前者」に移行してきたのかなと思っています。
やっぱり若い頃は目の前の仕事に必死でしたし(今手を抜いていると言うわけではないです・笑)、あるべき”装い”をしっかりと考える精神的余裕も、経済的余裕もなかったと言うのが現実です。どうやっても無い袖は振れない。もちろん、それでも失礼のない清潔感のある装いや、モテたい欲求からそれなりには頑張っていたとは思いますが。(笑)
ただ、ある程度経験を積み、素晴らしい先輩方からしごかれて!?仕事が出来るようになってきたり、収入もそれに応じて徐々に上がってきますと、多少余裕のようなものが出来てきて購入するスーツにもお金をかけることが出来るようになってきたと。
まだまだ仕事的にも、人間的にも未熟な部分が多々ありますので勉強をさせて頂く毎日ですが、今はもっと仕事が出来るようになり、上を目指して成功することが出来るように!?、自分自身がもっと頑張れる、魅力を感じる服(スーツ)を選んで買っている感じでしょうか。
もちろん世の中には服装に全くお金をかけないでも恐ろしく仕事が出来たり、成功されていらっしゃる方も多数いらっしゃいますので考えだすとキリがないのですが、色々と考えてみる”きっかけ”を提供してくれた記事のご紹介でした。
どちらが正解で、どちらか不正解と言うことではないと思いますので、皆さんも是非隣駅までの時間を使って!?考えてみてはいかがでしょうか!?ちょっとした頭の体操位にはなるのかもしれませんょ。(笑)