G.Inglese(ジ・イングレーゼ)のウール×カシミア フランネルシャツを購入!
こんにちは!
本日は、昨年購入していたアイテムのご紹介をしたいと思います。
それは、私がモンテサーロと並んで最も好んでおりますシャツメーカーであるG.Inglese(ジ・イングレーゼ)のカジュアルシャツ。しかも、今回はウール85%にカシミアが15%ほど混紡されております、ちょっと贅沢なカジュアルシャツです。
それでは、早速まいりましょう。
■エレガントなカジュアルシャツ
さて、エレガントなスタイルと一言で言ってもその定義は人によって様々だと思うのですが、構成している要素を分解してみますと、ポイントがいくつかあることが分かります。
①着用する人そのものの持つ人間性、雰囲気
②着用する人の所作
③素材
④仕立て
⑤デザイン
⑥コーディネート(色・柄やシルエット、サイズ感等)
例えば年齢を重ねれば重ねるほど、人間はその内面が表に出てくるものだ、とはよく言われますが、個人的にもその考え方に基本的には賛成しております。特に目つきや人相については100%とは言わないものの、その方を言葉以上に雄弁に語ることもあるように感じておりますので、上記①や②はエレガントさを語る上では大切なポイントかなと。
ただ、”装い”と言う点に絞って考えますと、上記③~⑥あたりが、エレガントさ、上質さ、上品さなどに影響してくるポイントだと思っております。もちろん細かく挙げれば他にも多々あるかと思いますが、大きな要素で言えばこんなところでしょうか。
今年は年初に記載した私自身の買い物の計画(※)のポイントとして、「素材」を挙げておりました。昨年1年間を通して、良質な素材は心をより豊かにしてくれるものであることを学びましたので、オンの時だけではなく、オフの際のカジュアルスタイルにおきましても同様に、そんなちょっとした幸せを感じることのできる日があっても良いのかなと感じておりました。
※「2017年 新年のご挨拶」
また、オフの際に活用できるカシミア100%のジャケットなども昨年は購入しておりましたので、それらに合わせるのであれば素材のバランス感を考えて、ちょっと上質なカジュアルシャツがあった方が良いのではないか、なんてことを考えていたことも、実は本日ご紹介するイングレーゼのウール×カシミア フランネルシャツを購入した動機の1つでもありました。
カジュアルシャツと言いますと、どうしても太番手かつ、ハードな使用にも耐えうる仕様であったり、色や柄などにおいても明らかにドレスシャツではないようなものを想像してしまいますし、一般的にはそのような仕様のアイテムが多いように思います。
もちろんそう言った一般的なカジュアルシャツは私も大好きですし、既にワードローブにもいくつか所有しているのですが、ちょっと贅沢な、触っただけで幸せを感じることが出来るようなカジュアルシャツがあっても良いのではないかと言うことで、昨年末にカシミア混のカジュアルシャツを入手しておりました。
それでは、実物をご紹介させて頂ければと思います。
■G.Inglese(ジ・イングレーゼ)のウール×カシミア フランネルシャツをご紹介
今回購入しましたのは、こんなサックスカラーの無地のフランネルシャツです。見るからに柔らかそうな、心地よさそうな生地感であることがお分かり頂けるかなと思います。
襟型は私が大好きなホリゾンタルカラー。緩やかに孤を描く襟羽根がたまりません。(笑)
「悩めるトルソー君」に着てもらった方が雰囲気なども分かりやすいと思いますので、本日は早速登場してもらいます。モンテサーロの同サイズと比較しますと、若干ゆとりのあるサイジングがまた大人の余裕!?を醸し出します。
第2釦を開けた際の開き方なども良いですね。特にカジュアルシャツの場合は第2釦くらいまでは開けて着る可能性もありますので、この辺りはトルソーなどで事前にチェック出来ると嬉しいですよね。
イングレーゼの魅力の1つに、その手縫い感あふれる表情がございます。ドレスシャツですと手縫いが20工程を超えると言う超絶的な仕様ですが、今回はカシミア混とは言えカジュアルシャツですので手縫いの工数は若干抑えられているようです。
それでも着心地に影響を与える箇所はもちろん、装飾的に目立つ箇所には随所に手縫いのステッチが見られます。
生地の表情はこんな感じです。うっすらと起毛していることから、優しさとともにウォーム感があふれる風合いです。
袖は釦の縫いつけや釦ホールの他は、剣ボロの閂が手縫いですね。
釦はやや厚めの白蝶貝でしょうか。手縫いの釦ホールとセットになりますと、かなり開け閉めがしやすいので個人的には好きな組み合わせの1つです。
そしてシャツの顔とも言える襟は、ドレスシャツと同じく丁寧かつ、とても細かいピッチ幅で仕上げられておりました。
こちらはバックサイド。熟練の職人によるイセ込みはもちろんですが、ギャザーの入り方からも少し余裕を持った背中の表情であることが分かります。
このあたりの仕様は好き嫌いが分かれるポイントの1つですが、溢れ出る手縫い感や柔らかさが好きな方には自信を持っておススメ出来るつくりだと思います。ちなみに、私はイングレーゼを超える手縫い感のあるシャツにこれまで出会ったことがございません。
実際に年末のカジュアルスタイルとして、着用イメージをインスタグラム(ID:NFLD_rm55)にはポストしておりましたね。合わせていたのはサルトリアソリートのカシミアジャケットに、レスパーデのダイアゴナルのカジュアルパンツ、ポケットスクエアはアリアンナでした。
カシミアが入っておりますと光の反射の仕方などがやっぱり異なりますので、雰囲気もぐっと変わってくるように思います。小心者の私としましては、耐久性に若干の心配がございますが、”有限である”ことにもエレガントさを感じる秘密があるかもしれませんので!?、あまり細かいことは気にせずに、”着たい時に着たいものを着ていきたい!”と思っております。
と言うことで、ちょっと贅沢なイングレーゼのカジュアルシャツのご紹介でした。まだ残っているサイズも少しあるようですので、気になる方はSharonさんのOnline Shopや店頭で是非チェックされてみてください!