Shibumi Firenze(シブミ フィレンツェ)のハンドメイドネクタイ
こんにちは!
本日は、ちょっと新しいブランドのご紹介も兼ねて、記事をお送りしたいと思います。
それでは、まいりましょう。
■Shibumi Firenze(シブミ フィレンツェ)
さて、皆さんは「Shibumi(シブミ)」と言うブランドをご存知でしょうか!?
※Shibumiの公式HPより拝借致しました。
2012年にperfetto benedetto氏が高品質なハンドメイドのネクタイを世の中に送り出すことを目的として立ち上げた、ルネッサンス発祥の地であるイタリアはフィレンツェ発のブランドです。
クラシックなメンズウェアがお好きな方であればフィレンツェに今もなお残るクラフトマンシップの精神性や、そこから生み出される魅力的なアイテムが多い地域としてご記憶されていらっしゃる方もいらっしゃると思います。
ただShibumiの興味深いところは自社で職人を抱えたり、ファクトリーを保有するのではなく、オーナーであるbenedetto氏がアイテムに合わせて最適だと考えるイタリア国内のファクトリーに生産を委託していること。よって、フィレンツェのフィルターを通しながらも、イタリア各地の香りのするアイテムを送り出している点が新しいように感じます。
ところで、ブランド名である「Shibumi」の由来は、もちろん日本語の「渋み」からとられているようです。日本のエレガンスを表現する言葉として、ファッションではなくスタイルとして存在し、クラシックだけれど懐古主義的ではなく、シンプルだけど退屈なものではないクラシックなメンズクラシックウェアを体現するものとして選んだそうです。
ネクタイに使われている生地はエクスクルーシブなプリントシルクや独自の生地を多く使い、今ではネクタイのみならず、ビスポークのスーツやシャツ、ポケットスクエア(チーフ)、ブレイシーズ(サスペンダー)など、クラシックメンズウェアに関するアクセサリー類も含めて、トータルに提案するブランドにまで成長しております。
ただ、日本では扱っているセレクトShopや代理店はまだなく、近隣諸国ですと香港(※)には取扱ショップがあるそうです。その代わりと言うわけではないですが、日本からでもShibumi Firenzeの公式HPから€350以上のお買い物で送料無料で配送(€350以下は送料が€15)してくれるそうですので、本記事をお読み頂き、興味がわいた方は是非チェックされてみてください。
※取扱ショップ情報
The Hackney
3/F, 3 Pak Sha Road, Causeway Bay
00000 Hong Kong
Hong Kong
もちろん、イタリアのフィレンツェには店舗を構えておりますので、ご旅行の際には訪れてみても良いかもしれませんね。
※画像は全て公式HPより拝借しました。
フィレンツェのショールーム住所
Via di Santo Spirito 11, Firenze
■Shibumiとの出会い
高品質なハンドメイドネクタイを中心としてクラシックなメンズウェアをトータルで提案しているShibumiですが、お恥ずかしながら勉強不足のために私がブランドを詳しく知ったのは最近です。
私がインスタグラム(ID:NFLD_rm55)を利用していることはご存知の方も多いと思います。インスタグラムでは、自分がポストしている画像や「イイね」をした画像に関連したおススメ画像が表示されることがあるのですが、その中で以前Shibumiを見かけておりました。ただ、その時はしっかりと調べていなかったのです。
ところが、この度私のインスタグラムの画像を見たShibumiのご担当者様より今年の4月にお声掛けを頂いておりました。
「とても素敵なポストが多いので、是非Shibumiのネクタイを試して貰えませんか!?」
と。しかも、モニターサンプリングのために「無料でご提供頂ける」と言うではありませんか!ネクタイ好きの私としましては、新しいネクタイにチャレンジ出来ることに加えて、経済的負担がないのであれば是非ともお願いしたいところ。
そんな素敵なお声掛けを頂いたことをきかっけとしてShibumiのことを調べて、この度理解するに至ったわけですね。
最近ではShibumiのネクタイをされてインスタグラムにポストされていらっしゃる日本人の方をお見受け致しますので、そんなモニターサンプリングに加えて、広告販促的に展開されていらっしゃるのだと思います。
と言うことで、そんな経緯がございましてShibumiさんのご厚意により、この度ネクタイをオンラインShopから2本ほど選ばせて頂きました。
■Shibumiのハンドメイドネクタイを試す!
この度私が選んだ1本目のネクタイは、こんなネイビーベースにダークオレンジの小紋柄が入る、クラシックな雰囲気を持つ1本です。ShibumiのオンラインShopには、私が今回選んだようなクラシックな柄のものもありますし、フィレンツェのブランドらしい、自然の色合いをベースにしたネクタイもあったりと、比較的デザインテイストの幅は広いように感じます。
使われているシルクですが、シルクプリントのネクタイは英国産の生地。よって、私が所有する中ではe.g.カペッリやマリネッラのようなハリ、コシのある生地感であることが特徴です。
また、ハンドメイドのネクタイと言うと作りに良くも悪くもハンドメイド感たっぷりのネクタイも存在するようですが、Shibumiのネクタイは、縫製などを含めてかなり丁寧に作ってある印象を受けました。
折もしっかりしてありますし、私がイメージしていた以上に精緻に仕立てられておりました。日本ではまだまだ知名度がないと言いますが、世界的には認知度が高まっていると言うのも納得です。
ブリッジしたカンヌキも綺麗ですし、
まつり縫いも綺麗かつ、リズム感があって良い表情。
公式HPを拝見した際には、ノットの感じから芯材が入っていないように思っていたのですが、実際には結構しっかりとした芯材が入っており、芯無しの仕様はセッテピエゲ(7つ折り)のみだそう。
なお、今回私がセレクトしたのはトレピエゲ(3つ折り)のスフォデラータ(裏地なし)、かつ剣先のみ芯なしと言う、私が日ごろから好んで購入しているネクタイの仕様とほとんど同じでした。
そして2本目は、こんなメッシュ素材のストライプタイ。ネイビーとグレーと言う私が好きな色を組み合わせた色合いで、少し幅が広い点が特徴的。ちなみに正確には右下がりなのでレジメンタルではなく、レップタイです。
素材はシルク。ただ、こちらはプリントシルクのネクタイではないので、シルクはイタリアの有名なシルクの産地であるコモのものだそうです。
こちらも芯材が入っておりますが、プリントシルクタイに比べますと若干柔らかい芯材のように感じます。もちろんハンドメイドなので、ちょっと分かりにくいですがスリップステッチもありますよ。
その他の仕様は同じで、トレピエゲ(3つ折り)のスフォデラータ(裏地なし)、かつ剣先のみ芯なしです。
シルクと言う素材に加えて、メッシュの表情が清涼感を演出してくれるので、これからの季節に活躍しそうです。
ちなみに、このShibumiと言うブランドですがイタリアのブランドながら日本語対応をしております!(日本人スタッフの方が対応してくれます。)よって、気になるけれど不安な方は「info@shibumi-firenze.com 」まで、事前にご質問等をして頂きますと、不安も解消されるかもしれません。
私も以前イタリア現地のとあるサルトリアと英語でやり取りをしてトラブルになってしまったと言う苦い思い出(※)がありますので、この点はとても安心してやり取りをすることが出来ましたよ。
※「日本の商習慣は、世界標準にあらず!?:前編」「日本の商習慣は、世界標準にあらず!?:後編」
近いうちに、着用イメージや着用感のレポートなんかもお届けしたいと思います!