反動の生き物!?:Francesco Marino(フランチェスコ・マリーノ) シルク フラワープリントネクタイ
こんにちは!
本日は「反動の生き物!?」と言うテーマを添えながら、最近New Inした小物アイテムを取り上げてみたいと思います。
それでは、まいりましょう。
■反動の生き物!?
さて、人間は「反動の生き物」ではないか!?と感じるのですが、皆さんご自身はいかがでしょうか?「反動」とは、ある動きに対して、それとは反対の動きが起こることを言いますが、例えばファッションもしかり。
私が好きなクラシコイタリアのドレスシーンにおきましては、ここ数年はクラシックブームと言うことで”英国調”が大きなキーワードとして存在しておりましたが、どうやらその峠は越えたようで、現在はクラシックの反対側にある”モード”の流れに向かっているように感じます。
よって、今後は色あいもモノトーンをはじめとしたブラックやグレー系などのアイテムが増えてくる模様。
もっと大きな視点でファッションをとらえれば、ビスポークや手縫いアイテムと言うクラシックなドレスウェアが大きな注目を集めた流れから、メゾンブランドが提案するようなモード感のあるラグジュアリースポーツや、90年代のようなスニーカーブームが到来。これまでクラシコイタリアな装いを愉しんでいた方の中にも、ラグジュアリーブランドのコラボアイテムやNIKEのスニーカーを愉しんでいらっしゃる方が増えているように思います。
もちろんファッションだけではなく、歴史なんかを見ていても、人間は反動の生き物だと感じます。
これまで自由貿易を推進してきたと思ったら、現在は保護貿易を推進する世界的な大国が見受けられますし、厳しい制度で人民を統制していた時代が終わると、緩やかな制度になり、そしてまた次は厳しい制度へと反動していく・・・。
そう言う大きな流れの中で私も生きておりますので!?当然ながら、私自身も反動の生き物なわけです。
実際ネクタイの話をとってもそうで、ここ最近は春夏であっても色合いの落ち着いたシックな雰囲気を好んでいたがために、2019年SSで購入をしてきたのは、どちらかと言うとトーンの落ち着いたオトナっぽいネクタイばかりでした。
それが盛夏を目の前にして自らの感性が”反動”を起こしまして、この度ちょっと華やかなネクタイをNew In させてみました。
■Francesco Marino(フランチェスコ・マリーノ) シルク フラワープリントネクタイ
それが、色っぽいネクタイを作らせたら右に出る物はいない!?と勝手に私が思っている、フランチェスコ・マリーノのシルク フラワープリントネクタイなのです。
実はこちらのネクタイ、キャリー品でして今年の2019年SSものではありません。よって、今年の大きな流れとは異なる雰囲気があるのですが、オンシーズンで見た際に実はちょっと気になっていたのです。が、その時は自分のスタイルではないかなぁと見送ったものの、直感と言うか、気になったモノって後からジワジワきたりするものなんですよね。(笑)
ベージュに花小紋柄がプリントされたシルクプリントタイ。ジャカード織の花柄ですと少し重たいと私は感じたのですが、プリントなので適度な軽さがあり、遊びスーツやスポーティなジャケットに合わせたら面白いかなと。
ちなみに仕様は久しぶりのクアトロピエゲ(4つ折)で、剣先のみスフォデラータ(芯無し)と言うもの。
先日、梅雨の合間の晴れ間!?曇り?を狙って、デビューをさせてみました。 合わせたのは、サルトリアソリートの既成ライン(Solito house exclusive per Sharon )のモヘア混のブラウンスーツ(44)にアヴィーノラボラトリオナポレターノのホワイトカラーの無地シャツ(38)、ホワイトカラーの刺繍ポケットスクエア(リネン)はG.イングレーゼです。
これに、足元はエドワードグリーンのローファー、ピカデリー(ブラウン)。一時ジョンロブのエレガントさが好きなこともありましたが、既成靴であればスタイルとして今好きなのはグリーンかなと思います。
小紋柄のネクタイは大好きなので沢山所有しているのですが、比較的少ないのが花小紋柄。利用シーンは限られてしまうのですが、だからこそ用いた際の華やかさや遊び心あるスタイルは新鮮で、着ている本人もいつもとは違う感覚を得ることが出来ますね。
本日ご紹介したようなブラウン系のスーツやジャケットであったり、シャマットのようにモード感のある遊びスーツと合わせて楽しむのが良いかなと思っています。
自らの心の反動に素直に従って購入をしましたが、思った以上に楽しめそうです!もし職場が許すのであれば、そんな遊び心あるネクタイをワードローブに迎えてみるのも、また新鮮で良いかもしれませんよ。
※本日ご紹介したネクタイの色違いはコチラ。