fc2ブログ
<?php include_once("analyticstracking.php") ?>

Think Elegant !

ファッションを通して自らの人生と向き合い、美しいと感じるスタイルを追及するブログです。

新境地にチャレンジし、感動したビスポークジャケット By サルトリア・ソリート

こんにちは!
本日は「新境地にチャレンジし、感動したビスポークジャケット By サルトリア・ソリート」と言うテーマでお送りしたいと思います。

それでは、まいりましょう。

■自分の殻を破る
日本における本格的なコロナ禍直前の2020年初頭、シャロンさんで開催されたサルトリア・ソリートのトランクショーでオーダーしていたジャケットを少し前に受け取っていました。

そして気温が下がってきた先日の週末、ようやくデビュー。



少し意外に思われた方もいらっしゃるかもしれない色、柄、雰囲気のジャケットは、自身としては”初”と言って良いほどカントリーテイストの溢れる、スポーティなジャケットでした。

このジャケット生地はトランクショーの際にルイジソリート氏が持ち込んだヴィンテージ生地のスワッチから選んだもので、W.BILLのヴィンテージツイード。少し分かりにくいのですが、グレーベースにグリーンやブラウン、ネイビーなどのハウンドトゥース(千鳥格子)柄が入る、カントリーテイストのある生地です。
サルトリアソリート_カントリーテイストジャケット_2

これまでエレガントな雰囲気の生地を選ぶことが多かった私にとってはかなり珍しいセレクトでした。2年も前のことなので若干記憶があいまいですが、それまで無地や、無地に近いジャケットが多かったので、柄物であったり、異なるテイスト、雰囲気のある生地を意識して選んだのだと思います。

そういう意味では自分の殻を破ることになる1着でしたが、スタイリングの幅を広げると言う観点においてチャレンジして良かったと思っていますし、袖を通した瞬間に鳥肌がたち、思わず笑顔が溢れるほど満足度の高いビスポークジャケットとなりました。

実際フィッティングも完璧で、ヴィンテージウールらしい目の詰まった、そこそこの重量感あるジャケットですが、羽織ってみると首筋から肩にかけて綺麗にフィットするので重さを感じることはありません。また日常生活においてジャケットに一番負荷のかかる態勢である靴ひもを結ぶ態勢も難なくこなす、仕立ての良さは相変わらず。

素晴らしい手仕事に感動し、自然と感謝の気持ちが芽生えます。

■カントリーテイストのジャケットを品良く着こなして参加したのは、サルトリア・ソリートのトランクショー!
そんなカントリーテイスト溢れるジャケットを私の好きなエレガントなスタイルに仕上げて?参加したのは、北参道にあるセレクトショップであるSharonさんにて先日開催されていた、サルトリア・ソリートのトランクショー。

デニムやチノを合わせるとカントリーテイストを感じるスタイリングになりますが、今回はフラノ素材のウールパンツを合わせて上品な着こなしをしてみました。
サルトリアソリート_カントリーテイストジャケット_1

また、カントリーテイストのジャケットにはブローギングやギンピングの施された靴を合わせたくなりますが、そこはあえてドレッシーなホールカットを合わせることでエレガントなスタイリングを貫きます。(笑)
サルトリアソリート_カントリーテイストジャケット_3

しかし、私は心からサルトリア・ソリートのスタイルが気に入っているのだなぁとつくづく思います。インスタグラムでも様々なサルトや職人さんの服を眺めていますが、ソリートを超える魅力を感じる服には出会えていません。

首から肩にかけての傾斜感やナチュラルかつ、柔らかな丸いシルエットを描くショルダーライン、襟の形状、大きさ、ボタンの位置といった極上のバランス感。
サルトリアソリート_カントリーテイストジャケット_5

そして立体的かつ美しく、優しい弧を描くドレープライン。まさに、私自身にとっての理想のスタイルがそこにはありました。
サルトリアソリート_カントリーテイストジャケット_6

今回参加させて頂いたトランクショーでも1着納品があったのですが(汗)、またまた心を揺さぶられるような、素晴らしい出来栄えに感動。


実は今回、私が予約時間を間違えて少し早めに訪問してしまったために前の時間帯の方と被ってしまい、脇で待たせて頂いたのです。その方はビキャッシュのコートをオーダーされ、納品を受けていましたが、同じく「感動したよ。」とルイージ氏に直接伝えていらっしゃいました。

自分自身の仕事を振り返ってみると、顧客の心を動かしたり、感動させられる仕事が出来ているのか?と言うと正直難しいなと。お客さんを感動させられる仕事を提供しているサルトリア・ソリートはすごいなと、改めて感じた次第です。

好きな服を着て、感動まではいかなくとも、高い満足度を与えることが出来る仕事を自分もしていこう!と改めて思うのでした。