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Think Elegant !

ファッションを通して自らの人生と向き合い、美しいと感じるスタイルを追及するブログです。

かゆい所に手が届く!?:SCOTCH GRAIN(スコッチグレイン)セミブローグ オデッサII 920DBR

こんにちは。
本日は靴ネタで、お送りしようと思います。

インポートファッション好きの皆さんは、やっぱり靴もインポートにこだわっている方が多いのでしょうか!?当Blogにも、最近はジョン・ロブやエドワード・グリーンというキーワードでアクセス頂く方が少しずつ増えております。

私も、そんな脈々と歴史を受け継いできたヨーロッパの高級紳士靴にあこがれる一人ではありますが、コチラの記事でご紹介した書籍の著者である飯野高広氏もおっしゃっております通り、高級紳士靴=良い靴=自分に合う靴ではないんですよね。

プロダクトとしての素晴らしさと、自分の足との相性の良さは、別物だと思った方が良いのかもしれません。もちろん最初は痛くても、履きならしていくことで、コルクが沈み、自分の足形になっていったり、革が馴染んで極上の履き心地になるということも多々ありますので、試着した際の感覚だけでは一概には言えないのだと思いますが・・・。

たまに欧州の紳士靴だと自分の足とあわないから、ジャパンメイドの靴を履いている、という方をお見受けします。ジャパンメイドの靴はやはり日本人の足型を研究し、それに合わせてつくってきているので、どちらかというと最初からフィット感が良い靴が多いのかもしれません。

そんな流れを踏まえて、本日ご紹介するのは、SCOTCH GRAIN(スコッチグレイン)セミブローグ シューズです。まずは、簡単にブランドヒストリーから見てみたいと思います。

■SCOTCH GRAIN(スコッチグレイン)とは
スコッチグレイン、名前だけ聞くと海外のブランドのように思いますが、れっきとしたジャパンメイドの靴です。1964年に台東区にて創業した株式会社 ヒロカワ製靴。この株式会社 ヒロカワ製靴が1978年に世に送り出したオリジナルブランドこそ、スコッチグレインなんです。

創業以来、グッドイヤー製法にこだわって技術を育み、世界屈指のタンナーから良質な革を仕入れ、ミリ単位で調整するというこだわりの木型が強みです。今では、「世界の良質な革」×「日本の技術」を武器に、日本を代表するシューズファクトリーの一つといっても過言ではないかもしれません。

私の所有するセミブローグ オデッサII 920DBRですが、革はフランスのアノネイ社のベガノカーフを使ってます。アノネイ社は、1948年に創業したカーフのエキスパートと言われ、ボックスカーフはエルメスなどにも提供しているデュプイ社から1984年に独立、創業したメーカーです。

こちらもデュプイ社と同様に、海外のメゾン系ブランドはもちろん、国内のシューズファクトリーからの信頼も厚いようで、大塚製靴やREGAL、ユニオンインペリアルなど、国内メーカーも使っております。

そういう意味では、価格の割に高級感のある革質なので、営業マンのように毎日ガンガン外回りをして、靴の摩耗が激しい!という職業の方にはおススメかもしれません。私も実際、外回りが多かった仕事の時に購入した記憶があります。

■かゆい所に手が届く、MADE IN JAPAN
車でも、携帯でもそうですが、日本の物作りというのは、本当に真面目というか、お客さんの声を聞きすぎ!?という位、消費者の声を製品に反映させているように思います。

車なんかでも機能の豊富さ、便利さでは欧州車はかなわないと思いますし、携帯でもお財布ケータイなんかのコアな利用者はiphoneにはなかなか移行できないというか、する気もないかもしれませんが、やっぱり便利ですよね、日本製。

本日ご紹介するスコッチグレインも、そんなかゆい所に手が届く靴だと感じています。
実物を見ながら、ご紹介したいと思います。

まずは、ちょっと暗いですが、全体像。
深みのあるダークブラウンのセミブローグです。
SCOTCH GRAIN(スコッチグレイン)セミブローグ オデッサII 920DBR①

ロングノーズですが、シャープ過ぎず、丸過ぎずにちょうど良いバランスかなと。トゥのメダリオンもいやらしくないベーシックなデザインなので、飽きはきません。
SCOTCH GRAIN(スコッチグレイン)セミブローグ オデッサII 920DBR②

トゥまわり。コバも丁寧に処理されておりますね。
SCOTCH GRAIN(スコッチグレイン)セミブローグ オデッサII 920DBR③

こちらはヒール周り。JAPAN MADEの仕事の丁寧さは、ある意味欧州以上かも!?しれません。
SCOTCH GRAIN(スコッチグレイン)セミブローグ オデッサII 920DBR④

オリジナルのシューレースですが、みつろうが塗りこまれているので、解けにくいのが嬉しいですね。
SCOTCH GRAIN(スコッチグレイン)セミブローグ オデッサII 920DBR⑤

靴底は、トップゴムレザーソール。このようにゴムでできているので、新品時から滑りにくいですね。
SCOTCH GRAIN(スコッチグレイン)セミブローグ オデッサII 920DBR⑦

つま先も予めゴム仕様になっており、ヴィンテージスチールなどをつける手間が必要ありません!
SCOTCH GRAIN(スコッチグレイン)セミブローグ オデッサII 920DBR⑧

インソールはこんな感じ。クッション性はあるほうだと思います。
SCOTCH GRAIN(スコッチグレイン)セミブローグ オデッサII 920DBR⑨

グッドイヤーですが、インソールで縫い目は見えません。
SCOTCH GRAIN(スコッチグレイン)セミブローグ オデッサII 920DBR⑩

さらに、購入時から専用のシューキーパー(サイズ調整可)も付属しています。
SCOTCH GRAIN(スコッチグレイン)セミブローグ オデッサII 920DBR⑥

ということで、欧州の紳士靴にはないようないたれり、つくせりの仕様だったりするのは、日本製ならではかなと。いきなり10万円前後の靴は厳しい!という方でも、それなりに見えるビジネスシューズを履きたい、という方には一度お試し頂きたいブランドです。

アウトレットなどにも多々出店しておりますので、もし行かれることがあれば、覗いてみてはいかがでしょうか。プロパーより更にお得な価格で購入できるかもしれませんよ。




Comment

ゆじ says... ""
こんにちは!
スコッチグレインはひっそりとファンの多い靴ですよね。
僕も甲高なので、ローファーは日本製か柔らかい革のものしか履けないので、スコッチグレインも時々チェックします。
茶色のセミブローグならビジネスはもちろん、カジュアルのハズシにも使えて便利ですね! すごく良い靴だと思います。
2014.09.29 07:46 | URL | #/OL.89qU [edit]
rm55 says... "Re: タイトルなし"
>ゆじさん
こんにちは。コメント、そしてお褒めのお言葉ありがとうございます!スコッチグレインは価格の割には革質が良いように感じており、見た目の印象も悪くないので、重宝しておりますよ。基本的には仕事用という位置づけですが、AWの重厚感あるコーディネートなんかには、よりあうかもしれませんね。今度試してみます!
2014.09.29 12:32 | URL | #- [edit]

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