ADRIAN(アドリアン)のホーズを購入!
こんにちは!
本日は、先日のOff会の帰りがけに、Sharon(シャロン)さんにてホーズを購入しましたので、ご紹介したいと思います。
■ホーズ!?
ちょっと聞き慣れない言葉ですが、誤解を恐れずに言えば、ハイソックスです。
”ホーズ”の語源はオランダ語でいうところの「(水を撒く)ホース」だそうですが、要はホースに似ている円筒形の形をしていたから、ということのようです。
先日も少し触れましたが、昔はいわゆる正装といいますか、ドレッシーに装う際には、基本的に素肌を極力見せないことが礼儀であり、マナーであったわけです。従って、男性が足を組んだ際にも、パンツから脛(すね)がみえることのないように、ホーズを身に付け、足を装っていたわけですですね。
ちなみに、以前「スーツの正しい着こなし方、ご存知ですか!?」と題した記事にてご紹介した、日本にクラシコ・イタリアを初めて紹介した、と言われている落合正勝氏は、著書の中で、以下のように述べておられます。
「エレガントな装いは、無駄なモノを他人の目にさらしてはならない。エレガントの対極にあり、もっとも無駄なものは脛毛である。」
ファッションや美的感覚は時代とともに変化するものですから、うだるような暑さの現代日本の夏において、どの程度共感頂ける方がいらっしゃるかは分からないのですが、少なくともクラシックなスーツの着こなしとしては、ホーズで足を装う、ということが求められるのかなと理解しております。
■ADRIAN(アドリアン)とは!?
さて、ホーズについての理解を深めた!?ところで、購入したブランドであるアドリアンについても軽く触れておきます。
アドリアンは、イタリア南部に位置するプーリアに工場を構える、1990年創業の靴下専門ファクトリーです。比較的歴史は浅いブランドですが、その分、先端技術を導入しているそうで、その優れた履き心地は世界中で高い評価を得ていると言います。
以前、「なぜ、DOUCAL'S(デュカルス)の靴は疲れにくいのか?」と言う記事でも同様に、1972年に創業した、比較的新しいシューズ・ファクトリーであるデュカルスを取り上げましたが、その際も、カーボンを用いてクッション性を高める、といったハイテク技術をうまく取り込みながら、歴史あるシューズメーカーと競争をしている、という内容を記述しました。
やはり、どこまで行っても競争にはさらされるわけですから、歴史で勝てないのであれば、それとは異なる強みを持って、顧客から支持を受けないと企業としての継続は難しいですよね。そのような意味では、アドリアンも同様に、クラシックなファブリックであるウール×シルクや、コットン×シルクと言った素材ではなく、化繊を用いて勝負に出た、と言えるかもしれません。
実際、アドリアンの「Meryl Skinlife(メリル スキンライフ)」と呼ばれるマイクロファイバーは、下記のような効能(機能)があると言います。
・長い時間履いてもしっかりフィットし続ける
・静電気を発生させないため、細身のパンツでもまとわりつかない
・バクテリアの繁殖を抑え、防臭効果にも優れる
・更に、ナイロンを用いているため、耐久性にも優れる
つまり、かなり嬉しいことだらけなわけですね。
そんな嬉しい効能を確認したところで、実物や実際の履いた感じなどをご紹介したいと思います。
■実物をご紹介
今回は使いやすい、ネイビーとダークブラウンをセレクトしました。
無地ですが、ほど良い光沢感があり、スーツと靴の間をしっかりと取り持ってくれそうです。笑。
やはり上質なスーツには、上質なホーズを取り入れ、お気に入りの靴をはきたいところですね。
ホーズは初めてなので、ちょっと長すぎるのでは!?と一瞬思ってしまうほどの長さです。
底にロゴがついておりましたが、恐らく1回、2回の洗濯で消えてしまいそうな雰囲気・・・。汗。
実際に着用してみましたが、確かにひざ下までしっかり覆い、私のすね毛をラッピングしてくれます。(笑)しかし、化繊とは思えないほどの心地良さ。これには少々驚きました・・・。
ラインもシンプルで、美しいですね。実際履いてみると、かなり薄手で、ホーズを履いていることを意識しないくらい肌にフィットしてまいります。
先日デビュー致しましたが、確かに1日履いても蒸れずに、快適にフィットし続ける機能性を実感することができました。ただ、私はガイオラのホップサックスーツに合わせたのですが、スーツの生地によっては若干引っかかって、パンツのシルエットが綺麗にでない場合があります。ウール系パンツなどであれば問題ないと思いますので、参考にされてください。
と言うことで、紳士の嗜み!?でもある、ホーズのご紹介でした。
色々なShopで取り扱いはあるようですので、気になる方は是非チェックされてみてください!