Sciamat(シャマット)日本、本格上陸!!:前編
こんにちは!
本日は、服好きの方への非常に貴重な!?ファッション情報をお届けします。
ところで、昨日シャロンさんと私rm55との新しい取り組みをご紹介させて頂いた「Sharon(シャロン)×rm55 ブログ、はじめましたっ!」という記事ですが、恐ろしいまでの反響を頂きました。正直、セール情報以上、過去最高の反響だったように思います。
皆さま、本当にありがとうございます!!
記事公開の前日にシャロンさんのHPにはアップさせて頂いたのですが、インスタグラムのアカウントやメールなどでも「見ました!」というコメントを大変ありがたいことに頂戴致しました。本当に嬉しく思うのと同時に、ご期待!?にそえるように頑張らねば!と思う今日この頃です。(笑)
それでは、本題に行きましょう。この度、タイトルにもありますように、本Blogの読者様であれば恐らくご存知であろうSciamat(シャマット)が、とうとう日本に”本格上陸”致しました!!上陸先は、もちろん南青山に拠点を構え、大人のエレガンスを追求するセレクトShopである、Sharon(シャロン)さんです。
※シャロンさんのBlogより拝借致しました。
なお、本テーマは前編、後編の2部作でお届けさせて頂き、前編ではシャマットというブランドに少し触れた上で、皆さまが最もご興味をお持ちであろう!?、アイテムを少しだけご紹介させて頂きます。
後編では、シャロンさんでシャマットの取扱いを始めた経緯などを含めて、コラム的な内容でお届けする予定です。それでは、まずはブランドから触れてまいりましょう。
■唯一無二の世界観を持つ、Sciamat(シャマット)
さて、冒頭の導入部におきまして「?」がついた方もいらっしゃるかもしれません。Sciamat(シャマット)っていったいなんなんだ!?と。ご安心ください。これからご説明申し上げます。(笑)日本においては、何年か前に一度上陸したことがあったそうですが、その際は早々に取引が終了してしまった、幻のブランドです。
しかし、きっと下記の画像と共に、ニコラ・リッチ氏のお名前を出せば、「あー、あのピッティのSnap常連さん!」と頭に浮かぶ方は多いのではないでしょうか。
※シャロンさんのHPより拝借致しました。
※左が、ヴァレンティノ・リッチ氏、右が、ニコラ・リッチ氏
このニコラ・リッチ氏、冗談でも嘘でもなく、私が初めてピッティで衝撃を受けた方でした。その理由は、皆さんご存知!?の非常に特徴のあるコーンケープドショルダーのジャケットを驚くほどエレガントに着こなしている、その類まれなセンス。
コーンケープドショルダーとは、下記の画像のように、首から肩先にかけてラインが湾曲し、肩の先が盛り上がったようなシルエットのことを言います。上記のリッチ兄弟の画像のショルダーラインにも注目です。
※シャロンさんのBlogより拝借致しました。
この特徴あるショルダーラインに、柔らかいラペルロール。そして、それらの特徴あるアイテムを非常にエレガントにまとめあげる、ニコラ・リッチ氏のセンス。これには心から度肝を抜かれた思い出があります。
ただ、その時はシャマットというブランドがあること自体は知らず、きっとス・ミズーラでつくったのだろうくらいにしか思っておりませんでした。
しかし、今年に入ってから、シャロンのオーナーであるK氏より、今季AWより取り扱う予定のブランドとして、シャマットの名前を聞かされます。その時は、当然「?」という感じだったのですが、写真を見てみて大変驚きました。あの特徴的なコーンケープドショルダーのジャケットが写っているではありませんかっ!まさか、レ・スパーデに続き、シャロンさんでまた出会ってしまうとはっ!
このシャマットと言うブランド、実は創業は2002年と比較的歴史の浅いブランドです。創業者は、ヴァレンティノ・リッチ氏とその弟であるニコラ・リッチ氏、そしてヴァレンティノ氏の妻と幼なじみの4名です。
もともと富裕層の家庭で育ったというリッチ兄弟は、幼いころからス・ミズーラを経験するなど、一般の家庭とは異なる視点でファッションを捉えてきたと言います。そして、その生活の中で養ってきた独自のエレガンスへのこだわり、美的感覚とセンスは、明らかに特徴を持ったものでした。
オーナーのK氏は、これを「職人的な視点でとらえたエレガンスとは大きく異なる、上流階級だからこそ見れる視点から捉えたエレガンス」というような表現で、お話をされていたように記憶しております。
そんな、貴族的な!?エレガンスをまとったシャマットのスーツ・ジャケットは、世界のウェルドレッサー達を瞬く間に魅了したと言います。それは、リッチ兄弟の物の見方、捉え方、そしてそれらが表現されたエレガントでいて唯一無二の世界観が、世界に認められた瞬間だったのかもしれません。
そして、そんなシャマットのAWアイテムが入荷したと、先日マネージャのD氏よりご連絡を頂きました。いよいよかっ!と言う胸の高鳴りは、なかなかこの年では感じることの少ない感覚。言うなれば、少年時代に熱中したTVゲームの新作発売日に、おもちゃ屋さんに走る、あのワクワクした感覚そのものです。(笑)
しかも、D氏よりご連絡を頂いた翌日は、奇跡的に!?六本木で打ち合わせがあり、前の予定から逆算すると、打合せ前に1時間ちょっとは時間が取れそうではありませんかっ!ということで、打ち合わせに向かうため、スーツにタイを締めたまま、シャロンさんに訪問させて頂きました。
■Sciamat(シャマット)の衝撃!
さて、シャロンさんの店舗の階段をあがると、目の前に現れるのが、Sciamat(シャマット)そのものです。今回シャロンさんが2015年のAWアイテムとして扱っておりますのは、ジャケットが2型、シングルスーツが2型、ダブルスーツが1型、そしてコートが1型の計6型です。
その中でも本日取り上げさせて頂くのは、1型のみ入荷しているダブルブレストのスーツ。しかも4釦。訪問すると、トルソーにしっかりと着せられておりました。”しっとり”とした生地感のチャコールグレーに、サックスのクレリックシャツ。そして、ブラウンのシルクソリッドタイと、”ベーシック”、そして”エレガント”というシャロンさんの扱う商品を最も端的に表しているコーディネートです。
※シャロンさんのBlogより拝借致しました。
見た瞬間、見とれてしまうほどのカッコ良さ。とりあえず、コーンケープドショルダーがどうのとか、ラペルの幅がどうのとか、ラペルの表情、そして返り方がどうのとか、そういったディティール以前に、まずカッコいい。これがリアル・シャマットです。(笑)
使われている生地も、当然ながら最高峰!
と、書きますと、とても気になる方がいらっしゃるかも知れませんが、それらのディティールに関しましては、おいおいご紹介させてください。(ひっぱってる!?・笑)
ダブルのスーツは両方のラペルにフラワーホールが施されておりますが、ジャケットやシングルスーツと比較すると若干形状も異なります。そんなところも、是非店頭にてご覧頂きたいポイントです。しかし、このラペルの風合い、そしてショルダーの雰囲気はヤバすぎます!?
※シャロンさんのBlogより拝借致しました。
休日であれば、このトルソーを眺めながら、何時間でも話ができてしまいそうなほど”超絶的にカッコよすぎる”スーツです。今季は、ガイオラのホップサックスーツに始まり、シャロンさんでス・ミズーラ(パターン・オーダー)頂いたスーツ。そして、アルフォンソ・シリカのリネン・ジャケット、ダルクォーレのスーツと、素晴らしいアイテムとばかり出会わせて頂きました。
振り返りますと、都度、感動し、感激してきた8カか月だったわけですが、それでもまた鳥肌が立つほどの感動と感激と出会わせて頂いたこと、まずこのことに感謝しなくてはなりません。
Shop名である「Sharon(シャロン)」とは、「理想郷」という意味だそうですが、シャロンさんは、まさに私の”理想とするスタイル”が詰まったような、私にとっての宝箱のような存在です。今回はまさに、その”宝箱の中”で巨大な輝くダイヤモンドを見つけてしまったような感覚でした。つまり、それくらい、”シャマットの衝撃”は、大きすぎました。。
正直、”考えて文字に起こすよりも、感じる!”方が、その素晴らしさはご理解頂けるかと思います。まさに、
「Don't think ! Feel.」
の一言に尽きるのではないでしょうか。(笑)
気になる方は、是非急いで店頭にご訪問されることをおススメ致します。
シャロンさんの常連の顧客様たちも皆さん気になっているご様子でしたので、高額ながら結構サイズ欠けがあるかもしれません。
・Sharon Shop info
107-0062
東京都港区南青山6-6-21 グロービル青山1、2F
⇒Online Shop
Tell:03-6418-5131(受付時間:12:00〜20:00)
Mail:info@sharon-shop.jp
ちなみにOnline Shopには9月中旬公開の予定だそうですょ。
※ブランド・プロフィールのページは、コチラ。